妊娠中の葉酸摂取不足 神経管閉鎖障害/奇形児・流産との関係
ブログカテゴリ6(その他 妊活中・妊娠中の重要問題)
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妊婦さんが登場する葉酸サプリメント/葉酸タブレットのテレビCMを、最近ちょくちょく見かけるようになりました。
葉酸とはビタミンB群に属するビタミンで、キャベツなどの葉物野菜から見つかったことから、この名が与えられたともいわれています。
葉物野菜の他には、鶏レバーにたくさん含有されています。
このコマーシャルは単なるサプリの売り込みというよりも、積極的な葉酸摂取を女性にすすめる内容です。
いわば「葉酸摂取啓蒙」です。
じつはこの運動は、欧米では20世紀末~21世紀初頭にすでに始められており、日本は10年以上遅れています。
日本人の栄養摂取基準が通常の食事からの摂取量だけを前提としていたため、このタイムラグが生じたともいわれています。
さてこの葉酸ですが、妊娠してからサプリメントで補えばよいというものではありません。
受精時点で母体が葉酸不足に陥っていると、胎児(赤ちゃん)に神経管閉鎖障害が生じ奇形児のリスクが高まったり、流産の危険性が高まることとなります。
つまり妊活中や勝負下着を着用している女性は、日頃から葉酸摂取を心がける必要があるということです。
通常の食事から充分摂取できない理由には、化学肥料で栽培された野菜のビタミン含有量が低いという実情が関係しています。
「食品標準成分表」に記載されているビタミンの含有量の1/2とも1/3ともいわれています。
もちろんオーガニック野菜であれば、額面通りのビタミン含有量は期待できるでしょうが・・・。
この記事が、あらたにこの世に誕生する赤ちゃんの、健康の一助になれば幸甚です。