ブログカテゴリ3(間違った乾燥肌対策/毛穴対策)
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毛穴が開いたり、開いた毛穴に汚れた溜まってお困りの方が、収斂化粧水で毛穴ケアをする場合が少なくありません。
収れん化粧水とは英語で表記すれば「Astringent Lotion」であり、英語に直訳すれば「渋味のある化粧水」ということです。
渋柿の渋味はタンニン酸とよばれる物質によるものですが、渋柿を食すると口内が渋味で引き締まるわけです。
そういった渋味でお肌を引き締めようというのが、収斂化粧水というわけです。
なるほどインターネット上ではよく、収斂化粧水で毛穴対策ができると、よく宣伝されています。
しかし効果がなく改善できないばかりか、逆効果になるケースが多いようです。
すなわち、ケアがどんどん大きくなってしまうのです。
じつは収斂化粧水の殆んどは「渋味」の要素は少なく、下記のような特徴をもっています。
●アルコール(エタノール)が配合されている
●phが酸性
アルコールはお肌を乾燥させます。
弱酸性であればまだしも、強い酸性であればお肌は乾燥します。
じつは毛穴ケアとは、乾燥肌対策と同じなのです。
ニキビ跡などの穴は別として、弊社の経験では、角質層内をしっかり潤すことで、簡単に毛穴レスになれます。
たとえば本格的な海藻パックには主として、「緑色海藻パック」と「非緑色海藻パック」があります。
じつはほとんどの海藻パックは昆布(ラミナリア・ディギタータ)が配合されていて、緑色です。
昆布は「フロロタンニン」と呼ばれる渋味があり、お肌を引締める効果があります。
しかし潤い効果はありませんので、毛穴レスにはなれません。
角質層に浸透する保湿成分をもった海藻も配合した「非緑色海藻パック」の場合は、毛穴レスになれます。
以上のように、渋味では毛穴の開きは改善・解消できません。
ましてや酸性化粧水やアルコール配合化粧水では、まったくの逆効果であり、帯状毛穴に悪化する危険性もあります。
なお角質層内を潤すことは、肌上をベタベタさせることではありません。
潤したつもりが、ベタツキの下でお肌が干からびていることは、よくあることです。