ブログカテゴリ1(GKⅡ配合コスメ 長期使用/常用の危険性)
この記事は、最下部に表示されている文責者である、弊社公式サイト内の連続記事の一部内容の縮小版記事となります。詳細記事をご覧になりたい場合は、上のリンクをクリックして下さい。
(前回の記事)
グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸二カリウム/グリチルリチン酸2K//GKⅡと同じ)のステロイド様作用は、ステロイド剤ほどの副作用はなく安全といった情報を、ネット上でよく見かけます。
そのためにアトピー性皮膚炎でお困り患者さんは、ステロイド剤からグリチルリチン酸ジカリウムを有効成分とする薬用化粧水に切り替えて、脱ステロイドに成功したといった情報も、よく見かけます。
重量当たりの薬効については、確かにそう言えるでしょう。
しかし典型的なステロイド剤の形態は、穏やかな経皮摂取を可能とする軟膏です。
多少重ね塗りをしたとしても、ステロイド剤の吸収は急激に増えません。
いっぽうグリチルリチン酸ジカリウム(医薬部外品での表示名は「グリチルリチン酸二カリウム」)を配合した典型的な医薬部外品は、化粧水です。
重ね塗りをすればするほど、薬効成分はダイレクトに経皮摂取されます。
このように実際の使用上のことから考えれば、必ずしもステロイド剤塗布のほうが薬効が強いとはいえないでしょう。
グリチルリチン酸ジカリウム配合薬用化粧水を重ね塗りするほうが薬効が強く、リバウンドが酷いこともあり得るわけです。
ネット上でお調べ頂ければおわかりだと思いますが、そういうこともあってか、グリチルリチン酸ジカリウム配合化粧水のセルフメディケーションとしての使用を好ましくないとお考えのお医者さんは、決して少なくありません。
以上のことから、グリチルリチン酸ジカリウムはステロイド剤ほど薬効が強くないといったネット上の情報は、信頼に値しないでしょう。
( ココログ関連記事 / アメブロ関連記事 / ブロガー関連記事 / 序章 / 続きの記事 )