甘草(カンゾウ根エキス)は漢方で使用されてきた植物成分だから安全性が高いはウソ!
ブログカテゴリ1(GKⅡ配合コスメ 長期使用/常用の危険性)
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(前回の記事)
「甘草/カンゾウ根エキスは漢方で使用されたきたから安全!」といった宣伝が、手作り化粧品の材料を販売しているネットショップ等でなされています。
確かにご存知のように日本でも漢方薬として長らく使用されてきた歴史があります。
漢方処方の6~7割に甘草が処方されているため、甘草は漢方薬には不可欠な存在です。
日本では漢方薬は、比較的穏やかな働きで副作用は緩やかと、捉える風潮があります。
しかしこのことは果たして、事実なのでしょうか?
そもそも漢方薬とは、しっかりとした対面販売が基本!
患者さんに椅子に座ってもらい、健康状態はもちろんのこと、顔色や体臭までも確かめた上で、お客さんの体質や症状に合わせた薬を販売するわけです。
これは「証をみる」という薬剤師さんによる行為であり、そうして初めて高い安全性が確保された漢方薬を提供できるわけです。
ですから「証をみる」ことなしに漢方薬を販売すれば、お客さんに毒を服用させてしまうことにさえなりかねない、すなわち重篤な副作用も起こしかねないのです。
そういうわけで内用・外用にかかわらず、甘草抽出物であるグリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)も、注意が必要というわけです。
以上のことから冒頭の「漢方で使用されてきたから安全」は、まったくの誤りです。正しく使用しないと副作用の危険性があります。
この記事がご参考となれば幸甚です。
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