NHKあさイチ・ためしてガッテンおすすめのドライマウス対策の昆布旨味ドリンクの危険性
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この記事は、最下部に表示されている文責者である弊社公式サイト内「昆布うまみドリンクの危険性」のうちの、一部の分割記事となります 。
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先日知人より、2020年7月6日NHK「あさイチ」で、昆布を使用した「うま味ドリンク」が紹介されていたとうかがいました。
このドリンクはドライマウスを改善する治療法として、科学雑誌“NATURE”にも掲載されたようです。
海藻に関する目新しいニュースや事件については、おおよそのことは把握しているつもりでしたが、この件は私の情報網から漏れておりました。
調べてみるとこの「うま味ドリンク」は、2018年7月4日放送の人気番組「ためしてガッテン」で、「世界が注目! 特製うまみドリンク」と紹介されていたようです。
この旨味ドリンクは、日本の有名な歯科医の先生によって考案されたとのことです。
この健康ドリンクの作り方は、とても簡単です。
まず30グラムの昆布を、細かく刻みます。
それを500MLの空のペットボトルに入れてから、水道水をいっぱいまで満たします。
あとは一日おいておくだけで、特製旨味ドリンクが出来上がります。
使い方ですが、適量を口に含んだ後はすぐに飲み込まず、口の中をすすぐようにします。
ゆっくりとうまみ成分を味わった後に、飲み込むようにします。
ただし甲状腺疾患がある方や塩分が気になる方(高血圧症等の方)は、飲み込まないで吐き出すようにとのことです。
腐敗防止のためか、出来上がった旨味ドリンクは冷蔵庫で保存し、2日以内に使い切るようにとのことです。
過度な緊張やストレスが続くと、本来であれば口内の殺菌の役目も担う唾液の分泌量が減り、ドライマウス(口の渇き)とよばれる現代病に陥るといわれています。
この特製うまみドリンクを口に含むと、うま味成分が脳を刺激して、唾液力(唾液の分泌)高めることができるとのこと。
その結果ドライマウスに起因する虫歯や口臭の予防、インフルエンザや風邪や肺炎などの感染症対策となるようです。
免疫力アップ効果があるということからも、当然ながら新型肺炎/新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防にも期待できるということになります。
上記のNHKさんのサイトでは、使用する昆布の形態を特段記述しておりませんが、このセルフメディケーションに使用する昆布とは「生昆布」であると、当初は私は思い込んでいました。
なぜなら乾燥昆布(素干し昆布)であれば、毎日30グラムも細かく刻むのはたいへんな重労働です。
また何よりも、30グラムは乾燥昆布の摂取量としては、非常に狂気じみています。
念のために私にこのドリンクのことを教えて下さった方に確認したところ、番組(あさイチ)では女性アナウンサーが10グラムの乾燥昆布を手に取り、「これはお出汁に使う量ですね。」と言われていたと聞き及び、仰天びっくりしてしまいました。
アルガアイ流の結論から申し上げれば、この昆布を使用した旨味ドリンクは、口内をゆすぐ/すすぐ、またはうがいをした後は、吐き出すべきです。
これだけの量の昆布水を1日~2日で摂取すれば、明らかに甲状腺疾患発症の危険性があります。
とくに甲状腺疾患に陥りやすい、女性は要注意でしょう。
健康被害を最小限に食い止めるためにも、「うま味ドリンク」ではなく、「うま味うがい水」または「うま味ゆすぎ水」と、早急に改称すべきです。
理由については、次回の記事にて詳細にご説明差し上げたいと思います。
( コ2020年7月9日付けココログ記事より転載)