ニガリ/にがり 温泉効果のない低品質苦汁入浴剤でアトピー性皮膚炎改善?
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にがり(ニガリ/苦汁)には大きく分けて、精製度が低く他の海洋ミネラルも豊富に含んでいる「粗製海水塩化マグネシウム」と、純度が高い単なる「塩化マグネシウム」があります。
組成海水塩化マグネシウムはも塩化マグネシウムも豆腐に苦汁として使用されますが、通常は粗製海水塩化マグネシウムが使用される豆腐のほうが、他のミネラルも豊富なため美味しく高価です。
またスキンケアとしても、粗製海水塩化マグネシウムのほうがはるかに保湿効果も高く有益です。
価格的な点でひとことでいえば、粗製海水塩化マグネシウムは高価であり、単なる塩化マグネシウムは超安価です。
見分け方ですが・・・。
弊社が知る限りでは、国産品であれば粗製海水塩化マグネシウムは液体で販売されており、粉末/結晶状のものはありません。
いっぽう単なる塩化マグネシウムの場合は結晶状またはフレーク状です。
冬季に降雪地域の道路の脇に設置されている融雪剤と、規格基準こそ違えどもじつは中身は同じなのです。
融雪剤は25kg入りで3000円~4000円程度で、キログラム当たり200円程度といったところでしょう。
この安価なニガリの結晶(フレーク状またはウェハー状)を500gや1kg入りに小分けして、入浴剤として形を変えてインターネット上で2000円~3000円で販売されています。
なかにはアトピー性皮膚炎の保湿に効果ありといった感じで、少々やりすぎなような・・・。
この2つのニガリを区別することが、何よりも肝要と考えられます。
この記事が読者様のお肌の健康と、お財布の中身の節約の、お役に立てれば幸甚です。